子どもの音楽教室 Q&A

2010年09月12日


大変遅ればせながら、8月28日放送分「音楽のある暮らし」の話題です顔02汗

芸術の秋ももうすぐびっくりマーク
・・・ということで、今回は子どもの音楽教室について、よくあるご質問とご回答をさせていただきましたキラキラ

子どもの音楽教室 Q&A


【Q1】
音楽教室に通うと、どんな効果がある?

【A1】
音楽力や演奏能力を身につけることを通じて、感受性や表現力、自立性や礼儀、忍耐力、優しさや思いやりといった、情操教育や人間教育が期待できます。
また、幼少時に音楽を身体にすり込ませることは、人生を音楽とともに過ごすベースを作ることになり、心豊かに人生を過ごす助けとなることでしょう。


【Q2】
どんなコース(科目)がある?

【A2】
ピアノ、電子オルガンなど鍵盤楽器のコースが主流です。
他の楽器(管楽器や弦楽器、打楽器)を演奏したい場合、小学生以下の子どもの身体能力では演奏するのに難がある場合が多いですし、ある程度の音楽力がないと正確なピッチ(音階)やリズム(拍)は奏でられません。
鍵盤楽器は子どもの身体能力でも正確なピッチやリズムを発音することができる楽器です。
末永く音楽や楽器とお付き合いができるようになるためには、まずはピアノやオルガンで音楽に親しんで、基礎を養う必要があります。
また、幼児期より音楽教室に通わせたい場合は、リトミックのコースを受講されると良いでしょう。


【Q3】
レッスンの内容は?

【A3】
大きく分けて、個人レッスン(先生とのマン・ツー・マン)と、グループレッスン(先生1~2名に対し生徒さんが8名以上)があります。
レッスンのサイクルは、個人レッスンが毎週30分、グループレッスンが45分~60分のレッスンが一般的で、祝祭日や大型連休、年末年始は休講となりますので、年間のレッスン回数は40回前後が一般的です。
レッスンを続けられるかどうか様子を見たいという場合はグループレッスンも良いですが、子どもにあわせた指導や、少しでも長く続けて欲しいと期待されるならば、最初からグループレッスンは避けたほうが良いでしょう。


【Q4】
どんな教室がある?

【A4】
大きく分けますと、①楽器店(メーカー)の運営する音楽教室の店舗、②個人教室、③音楽教室のみの店舗、があります。
それぞれの特徴を紹介します。

① 楽器店(メーカー)の音楽教室
・教本やミュージックデータなど、楽器メーカーが編纂する教育ソフトが豊富。
・メーカーにより全国規模で運営されており、発表会、コンクールやオーディション(級の取得)などの行事が充実している。
・講師はメーカーの認定資格を持っており、同じ教室(店舗)のなかでは先生による指導の差は少ない。
・ただし、メーカーや楽器店によって、指導内容や指導力、ポリシーや雰囲気などに違いや差があるため、無料体験レッスンなどの機会を利用して複数の教室をよく比較されることがポイント。

② 個人教室
・メーカーや楽器店に所属されている先生も多いが、基本的には先生によって個人運営されており、アットホーム。
・先生によって指導内容や指導力に大きな差があるため、良い先生と出会うことがポイント。

③ 音楽教室のみの店舗
・メーカーなどの組織に属さず、独自のポリシーで運営される教室が多い。
・指導内容は講師に一任されている場合が多いため、これも良い先生との出会いがポイント。


【Q5】
何歳から習えばいい?

【A5】
ピアノやオルガンは、早い場合は幼稚園年中~年長から始めることができます。
もっと早い教育を期待される場合は、まずリトミックで準備教育を受けられると良いでしょう。
リトミックのコースでは、0~1歳から受講できるコースもあります。
ただ、メーカーのリトミックは、その後にピアノやオルガンのグループレッスンに編入する流れになっている場合が多いですので、その前提で受講されると良いと思います。


【Q6】
どうやって教室を選ぶ?

【A6】
ご自宅からの距離や、根拠の無いイメージで決めてしまうのは、良くありません。
まずは、心当たりの音楽教室の情報をWebや電話、教室の店頭などで集めてみましょう。
ママ友だちの口コミ情報も、一つのご参考にされると良いです。
そのあとは、体験レッスンを申し込みます(ほとんどの教室は、無料で体験レッスンを受講できます)。
そして、複数の教室や先生とコミュニケーションを図り、子どもの反応をみて、選択されると良いと思います。
子どもにとってどの教室が良いかは、二ヶ所以上の教室や先生を見れば、おのずと判断できるものです。


子どもが音楽とともに生きることができるかは、音楽教室選びで決まると言っても過言ではありませんびっくりマーク
子どもには環境を選ぶ能力がありませんので、子どもに最適な環境を選ぶことは、親の大事な責任となってきますhand 01

皆さまのお子さまが、音楽とともに心豊かな暮らしを送られますことを願って、お話を終わらせていただきます顔02


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Posted by 大森貴之 at 17:40│Comments(0)音楽のある暮らし
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