「週刊テツタビ百科」第20号

小坂真智子

2009年09月06日 09:19

スナフキン藤田です。
いつも「すまいるトレイン777」をご愛聴下さってありがとうございます。
さて、昨日お届けした「週刊テツタビ百科」第20号の再放送です。

第20号 (2009.09.05 ON AIR)
「鉄道写真に挑戦」

ひとことで「鉄道写真」と言ってもジャンルは様々。今回は列車そのものを
撮影する「列車撮影」に絞ってお話します。

●自身の撮影の思い出
・高校の頃、朝一番の普通列車で東京方面へ撮影に出掛けました。上野駅では
 特急列車が頻繁に発着していて、メモ(発着時刻・番線)を握って
 1日中構内を駆けずり回っていました。食事はもちろん駅弁!
・夕方からは東京駅に場所を移し、寝台列車を撮影。
・父から借りたカメラに、36枚撮りフィルムを3~5本持参。

●撮影方法
 ・線路端からの撮影⇒走行写真
 ・駅のホームからの撮影⇒形式写真
 ・風景や季節を取り入れた撮影
 ・建物や山の上からの俯瞰撮影

●走行写真の撮影手法
 ・フレームの位置(ヨコ・タテ)を決める
 ・フレームの中にどの程度の割合で列車を入れるかを決めておく
 ・先頭車両の正面にピントを合わせる(自動追尾 or 置きピン)
 ・1/500秒以上のシャッタースピードに設定する
 ・流し撮り-シャッタースピードを遅め(1/100秒以下)にして、
  列車の横方向から同じ速さでカメラを動かして撮影する
*藤田はカメラのオート機能をすべてマニュアルにします。
 明るい曇天がベスト、架線の影が車体に写らないからです。
 
●撮影機材
 ・デジタル一眼レフカメラがベスト⇒露出を可変出来る
  悪条件に強い・枚数を気にしないで済む
 ・望遠系ズームレンズ フード フィルター
 ・三脚 レリーズ(夜間撮影)

●上達への近道
 ・カメラの機能を熟知して使いこなす
 ・プロの作品(写真展・雑誌)をたくさん見てマネをする
  (撮影データが掲載されていれば参考になりますネ)
 ・仲間同士で作品を見せ合う

●撮影のマナーを守る
 ・私有地や線路敷地内に絶対立ち入らない
 ・信号と見間違うような色の服を着ない
 ・イベント等では規則を守り、良識ある行動をとる
 ・走行中(出来れば停車中も)の列車に向かってストロボを焚かない


一般的な線路端からの撮影(1/500秒 吉原駅付近 313系)


流し撮り(1/100秒 三島~新富士間 500系)


藤田が最初に購入した「OLYMPUS OM-1」(1974年)


現在の使用機「Nikon D300」

失敗を恐れずに、どんどん撮ることが上達の近道です!

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