「週刊テツタビ百科」第23号

2009年09月28日

スナフキン藤田です。
いつも「すまいるトレイン777」をご愛聴下さってありがとうございます。
さて、一昨日お届けした「週刊テツタビ百科」第23号の再放送です。

第23号 (2009.09.26 ON AIR)
「地元私鉄に乗ろう!」PART3
~岳南鉄道線~

庶民の足、工場への通勤の足、そして輸送の足として役割を果たして
きましたが、近年はどれもが減少傾向で、静かなローカル線という
イメージが定着しています。

●路線概要
 ・区 間 :吉原~岳南江尾 350円
 ・営業キロ:9.2km
 ・駅 数 :10
 ・所要時間:20分 約30分間隔で運転
 ・レール幅:1067mm
 ・線 路 :全区間単線
 ・営業形態:ワンマン方式

●歴史
 ・昭和23(1948)年12月設立(駿豆鉄道が50%出資)
 ・昭和28(1953)年1月全線開通
 ・昭和31(1956)年9月富士山麓電気鉄道(現富士急行)系列に移る
 ・平成9(1997)年12月全列車でワンマン運転開始

●使用車両
 ・7000系(3両)
  岳鉄の主力車両。ステンレスのボディにオレンジ色の塗装で、
  1両で運行するために車両の両端に運転台が設置されています。
 ・8000系(1編成2両)
  7000系と区別するために緑に塗装されています。市民から愛称を募集し、
  「がくちゃんかぐや富士」と命名されました。夏は納涼ビール列車で活躍。
 *いずれも元京王電鉄井の頭線3000系の改造車です。
 ・ED40形電気機関車(2両)
  松本電鉄から移籍。吉原~比奈間の貨物輸送に活躍中。
 ・ED50形電気機関車(1両)
  1928年製。比奈駅構内の入れ替えや引込線への牽引など小運転専用。
  定期運用される電気機関車の中では最も古く、ナント81歳!

●1日乗車券
 土日・祝日のみ 大人400円 小人200円

●沿線風景
 ・吉原~ジャトコ前間
  吉原駅の長い跨線橋を降りると、正面が岳南鉄道のホーム。1面2線の
  ホームで、電車は通常左側から発着します。出発してしばらくは東海道本線と
  併走しますが、右へ90度進路を変えほどなくジャトコ前駅に到着。

 ・吉原本町~本吉原
  同じような駅名が続く。吉原本町駅は市立図書館や商店街が控えている
  せいか、1日の乗降客数は千人を超えます。

 ・岳南原田~比奈
  線路の両側ぎりぎりまで迫る製紙工場を縫うように走り、頭上には無数の
  パイプラインが張り巡らされているので、引込線を走行しているような
  感覚になります。どの駅も側線が何本もあり、専用貨車が吉原駅へ向けて
  製品の出荷に携わっています。
「週刊テツタビ百科」第23号

 ・岳南富士岡~須津~神谷~岳南江尾
  岳南富士岡駅には、車両の検査基地が併設されています。ここから先は
  住宅地の中を走り、新幹線をパスすると終点の岳南江尾駅に到着。
  昔はさらに沼津駅まで延長する計画があったとか。駅舎はあるが無人で、
  なかなか見つけるのは難しいかも。側線はすべて本線から分断されています。

「週刊テツタビ百科」第23号
ED40形電気機関車

「週刊テツタビ百科」第23号
ED50形電気機関車(Wiki pediaより引用)

「週刊テツタビ百科」第23号
7000系電車

「週刊テツタビ百科」第23号
8000系電車

10月以降も「週刊テツタビ百科」をよろしくお願いします。
次回は「おもしろ駅名大事典」をお届けします。お楽しみに!!



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Posted by 小坂真智子 at 19:47│Comments(0)週刊テツタビ百科
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